
きょうは18回目の点滴の日。
このごろ、点滴の前夜に一睡もできないことが増えましたが気にしない気にしない
点滴中か、帰宅してから眠くなるでしょ…と、
点滴中にも眠れなかった時のための雑誌をバッグに詰めて、出かけました
今日は主治医には、帯状疱疹にかかったことの報告と、
夏から続いている手足のしびれについての質問をしました
👩🏻🦲「手足のしびれがまだ続いてるんですが、抗がん剤(夏の時点で終了している)の副作用がまだ続いてる可能性ってあるんですか?
更年期症状としてのしびれなのか、抗がん剤の副作用なのか、どっちなんだろう?と思っていて」
👨🏻⚕️「症状の出かたが夏からかわってないのなら、抗がん剤の影響の可能性のほうが強いでしょうね。きついですか?個人差はありますが、数年続く場合もあります」
数年かぁ〜
作品作りや家事をするときの手作業の不自由さや、
就寝時に足がビリビリして眠りづらく、疲労がとれないことなどからできれば早く解き放たれたい気持ちがずっとあったのですが
「オッケー、数年続くかもしれない覚悟をしよう」と思いました
今はヨタヨタながらも歩行もできているし。
眠れなさすぎてつらくなったら睡眠薬出していただこう。
(今は別のもので入眠を良くできないかとお試し中です。以前にも書きましたが、この場ではみなさんとの間での情報の交錯やぶつかり合いを回避したいので、薬や療法について詳しく述べたり情報を交換することは避けています。ご理解いただけますと幸いです)
もちろんできるだけはやく楽になれるに越したことは無いんですが、
嫌なことに対して前のめりで受け止めてくポーズをとることで、こころをつよく持とうとしているのかもしれません、
そのほうがなんだか心地が良いと思うようになりました
そう思うようになった変化を説明するには、ここまでの数ヶ月のあいだのことを少し書かなければなりません
これがまだどうもうまく書ける気がしませんが、ざっと書いてみます。
ここまでの数ヶ月は、
折り重なって増えてゆく肉体的な苦痛をもうこれ以上受け止めるのに疲れてしまった…
という後ずさりの心にはじまり、
自分の未来への否定、
ひとに対して閉じてゆく心、
食べることへの拒否的な気持ち、
心と体、生活の悪循環によってさらに悪化していく身体症状、
という風にメビウスの輪がつながって
ネガティヴな流砂にのみこまれるような日々を過ごしていました
これの無限ループが続いたら、たぶん命がなくなりますね
もしくは、鬼になるか、です
漫画『陰陽師』の読みすぎかもしれません 笑
でも、そのときは本当に「やべぇ、鬼になりそう。もう元の自分に戻れなくなるかも」という感覚があり
あぁ、これが「闇堕ち」ってやつか…
とも思い、
そんなことを考えるのってほんとにわたしどこか頭がへんになってるのかな(あまりにも中二病的すぎるし)とか思ったり
していました
あのままの道を行ってた場合、
「なんだか人が変わったようになったぴーちゃま」
として今みなさんの前にあらわれてた可能性もあったんじゃないかとおもいます
まあこうして幸いにも鬼にならずに(???)いられたわけですが、
それは、
めっちゃ冗談みたいな話なんだけど、「節分」のおかげだったんですよ…
(🤣 やっぱりこの話アカンわ
自分でも「なんの話なんコレ」と思っています
でも、こんなに本気で「邪気、払わなアカンわ」
と思ったことありませんでした)
それで何をしたのかというとまあ色々なんですが、(そんなにスペシャルなことはしていません)
その色々がどうもうまくいったみたいですね
いやこの話やっぱりどうにもうまく書けません、
困りましたが一旦こんな形で置いておきます
まあ そんなこんなで、
ある種の黄泉比良坂みたいな場所から帰還させていただき
無事にこちらの世界で立春という新年を迎えられた2月、
ほっとひと息ついたところで帯状疱疹が出た次第でした、
まあ、そんなことがあったよ、っていう話です
さて、きょうは点滴が終わったあと、4Fの化学療法室から1Fまでちょっとだけがんばって階段をゆっくり降りてみました
踊り場の窓からの日差しが春でした
ずっと欲しいと思っていたヒヤシンスが病院内の花屋さんで売られているのを見つけて買いました
抗HER2薬の点滴終了まで、残すところ3ヶ月。
昨年10月ごろには散歩などのリハビリにも取り組めていましたが、
ふたたびリハビリ以前の体力にもどってしまいました
でもまたゼロから積み上げます
院内の 花屋でもとめし ヒヤシンス
教えて頂戴 春の到来
(朝ドラの たかしくんの 影響で
一首よむ奴 ここにもおった)
