


シューベルトの「アヴェ・マリア」を治療室で聴きながら
放射線治療全25回の最終回を本日無事に終えまして
すっかり顔なじみとなった看護師さん、放射線技師さん、受付のかたがたにお礼を言って帰ってきました
年末の担当医のチェックまでは、
放射線科とはお別れ。の、はず…。
放射線科の廊下にお財布を落としたまま、
翌日の治療が終わって帰宅するまで気づかない(看護師さんがみつけてくださいました👛)っていう事件も地味に起こし、
事件後は毎日のように、たくさんのスタッフの方から
「お財布見つかって良かったですね!」と
声をかけていただいておりましたが😅
これでひとまず、がん治療のいくつかの山は越えたのかな…?と思っています⛰⛰⛰
(抗HER2薬の点滴はまだまだ続きます)
体のほうは、
手術の影響による不調
(左腕の表在感覚神経系統はまだ回復してません)、
抗がん剤や点滴そのものの影響による不調、
放射線治療による不調、が入り混じり、
元気いっぱい!というわけにはなかなかいきませんが、
「抗がん剤治療中の苦痛にくらべれば、こんなの天国!」
と言う感じです🏝
不幸と比べて幸福を語るみたいなのって野暮なことで、
ほんとうの悟りというものからはかけ離れたことかもしれませんけど、
このごろのわたしの色んなことの乗り切りかたは、もう完全にそんな風。
「あのときの苦しさに比べればへのかっぱよ」が、心の中での口癖になっています
そんなマッチョ人格が自分のなかに出現してきたことを、若干ウザいしヤバいかもしれん…と思いつつも、
このマッチョ人格が出現したおかげでいろいろ乗り越えられてきたというのもまた事実なので、
行きすぎない程度にこの人格にも活躍してもらい、
「自分のなかの関ジャニ∞の横山くん」と呼んで愛でています
(理由の説明は省きますね 笑)
今日は、2月9日に抗がん剤治療が始まって以来はじめて
夕方に少しだけ近所を散歩してきました
ただ少しの散歩ができるだけの身体と自由が得られたことが、こんなにも大きなよろこび…
これからきっと、
だんだん、どんどん、
「できないのが当たり前だった暮らし」が、
「できるのが当たり前の暮らし」に変わってゆくだろうけど、
まるで当たり前のようにできること、
まるで当たり前のように目の前にあるものたちの、
ありがたさを忘れないでいたい。
いられるかな?
休み休みしながら、
自分の畑をまた、
いちから耕そう。
と、思っています
画像2枚目は、毎日通った病院の、がんセンター棟への連結口。
がんセンター棟への渡り廊下はいつも、朝日にひかりかがやいていました
3枚目は、およそ8ヶ月ぶりのお散歩で撮った写真。