この夏のたからもの

ant_may

施工をはじめたばかりのころ、5月の写真。

まだ電気もとおらず、暑い中の作業でした。
安全のために長袖・長ズボン・ヘルメットをつけて、おでこや首に冷えピタを貼って。。。
3週間ほどにわたり、毎日現場の朝礼に出て、それぞれの業者のかたたちと進行をちょこちょこ相談させていただきながら、すすめました。
私が無事に作業ができているかどうか、6Fまで一日に何度も確認しに来てくださった所長さん、
塗装の進行を見にきては「休憩しいや、熱中症にならんようにね!」と塩飴を置いていってくださった、塗装業者さん、
「ええ部屋になりそうやなあ」としょっちゅう見守りにきてくださった電気配線の業者さん、。。。
ガテンで優しいみなさんとの日々は、肉体的にはきつかったけれども、とても楽しかったです。
しんどくてお弁当を作れない日もあったけど、自分で作ったお弁当はとてもおいしかった。

わたしにとって、はじめての建築の現場でした。
わたしは、現場が好きです。そこに毎日通って、その場所と自分との間に何か目に見えない関係を築きながら、そこで浮かび上がってくるビジョンをかたちにしていく、そういうやりかたが、私には合っていました。
私のようなやりかたは、今の世の中の流れのなかではとても難しい面もあるのでしょう、
でも、なんとかやり終えることができて、ほんとうにほっとしています。
見守り、支えてくださったみなさんのおかげです。
もう、わたしはあのお部屋に普通には入れないんだな、とおもうとなんだか不思議な気持ちがします。
これからは、泊まってくださるみなさんのもの。
気に入っていただけたらいいな、、、と願っています。

photo by Masako Ueda (HOTEL ANTEROOM KYOTO

広告